代襲相続とは何ですか?

A.被相続人(亡くなった方)より先に相続人になるはずだった方が亡くなっている場合などに、その方の子などが代わりに相続することをいいます。
1 代襲相続とは?
代襲相続とは、本来相続人となるはずだった方が、被相続人(亡くなった方)より先に亡くなっている場合や、欠格(民法第891条)または廃除(民法第892条以下)によって相続権を失った場合に、その方の子が代わりに相続すること制度です。
代わりに相続される人のことを「被代襲者」、代わりに相続する人のことを「代襲相続人」といいます。
2 代襲相続の具体例
代襲相続には、2つのケースがあります。
①被相続人の孫等が代襲相続人となるケース
被相続人の子が既に亡くなっているものの、その子(被相続人の孫)がいる場合は、孫が代襲相続人となります(民法第889条第2項)。
孫が亡くなっていたとしても、さらに、その子(被相続人のひ孫)がいる場合は、ひ孫が代襲相続人となります(民法第889条第3項)。
このように、このケースでは代襲相続に世代の制限はありません。何世代にもわたって代襲相続が発生する可能性があります。
②被相続人の甥・姪が代襲相続人となるケース
被相続人の兄弟姉妹が既に亡くなっているものの、その子(被相続人の甥・姪)がいる場合は、甥・姪が代襲相続人となります(民法第889条第2項)。
ただし、このケースでは代襲相続が発生するのは甥・姪までの一代限りです。もし、甥や姪も亡くなっていたとしても、その子は代襲相続人にはなれません。
3 代襲相続が発生した場合の相続分
代襲相続が発生しても、法定相続分は変わりません。本来の相続人が受け取るはずだった相続分を、代襲相続人がそのまま引き継ぎます。
配偶者と子2人が相続人の場合(代襲相続がない場合)
配偶者の法定相続分 1/2
長男の法定相続分 1/4
二男の法定相続分 1/4
配偶者と子1人と孫1人が相続人の場合(代襲相続がある場合)
配偶者の法定相続分 1/2
長男の法定相続分 1/4
孫(亡二男の子)の法定相続分 1/4
このように、孫が代襲相続人になっても、その法定相続分は被代襲者である二男の法定相続分と同じ1/4となります。
4 相続調査パック
代襲相続は一見単純な制度です。しかし、実際のケースでは、
- 代襲相続により相続が多数になって、相続分の計算が複雑になる
- 代襲相続人は、被相続人の遺産を全く把握していない
- もともと疎遠で相続人同士で連絡することすら難しい など
代襲相続が絡む相続では、遺産分割協議がスムーズに進まないことも少なくありません。
当事務所では、遺産分割協議の準備段階として、相続人・法定相続分・相続財産(遺産)を調査するサポート(相続調査パック)もご提供しています。
円滑に遺産分割協議を進めるためには、準備が重要です。トラブルに発展する前に、ぜひ一度ご相談ください。



相続のお悩み・お困りごとならまずは弁護士に無料相談!
弁護士法人みそら総合の
相続のご相談は初回相談40分無料
当事務所は相続問題にお悩みの方がお気軽に弁護士へご相談いただくために、初回の法律相談につきまして40分無料とさせていただいております。相続問題に注力しており、遺言書作成など生前対策から遺産分割、遺留分などの相続トラブルまで弁護士が親身になって向き合い、解決に向けてアドバイスをいたします。 もし相続について気になることがあれば、是非一度当事務所へ足をお運びください。

完全個室の相談室で
プライバシー配慮
当事務所は完全個室での相談を実施していますので、お客様はプライバシーを守られた状態で相談でき、安心して話をすることができます。
また、当事務所では、守秘義務の遵守を徹底しております。
どんなことでも、安心してご相談ください。

累計解決実績350件以上
当事務所では、累計350件以上の相続相談に対応しており、高い実績を誇っています。その実績に基づく深い知見と経験は当事務所の強みとなります。当事務所の弁護士は、豊富な経験と深い知識に基づいて、お客様に適切かつ迅速な解決策をご提案いたします。

相続セミナーの講演実績あり。
700件超の相談から蓄積された
相続ノウハウ
当事務所では、これまで700件以上の相続に関するご相談を受けました。また代表弁護士は一般の方向けの相続セミナーにもご登壇し、相続に関して最新の情報や法律の改正を継続的に学習し、常にアップデートしています。
そのため、相続分野においての問題に対して、幅広い視点で対応することができます。

地元の提携士業との連携で、
ワンストップでの迅速な対応が可能
相続に関わるご相談の中には、不動産登記や相続税申告など他士業の分野にもかかわるものがあります。
当事務所では、税理士、司法書士などの士業、不動産会社との連携により、相続にかかわる全てのご相談に対応できます。

無料相談の流れ

- お電話、メールフォームまたはLINEで相談予約
- まずは、お電話・メール・LINEにて、あなたのお困りごとの概要をお伺いします。

- ご相談・費用のお見積り
- 弁護士がご相談にお越しいただいた方のお話をお聞きした上で、とるべき戦略と今後の見通しについてご提案いたします。費用のお見積りもいたします。

- ご契約・サポート開始
- サポート内容、費用にご納得いただければ契約締結になります。契約後は問題解決に向けて、サポートをさせていただきます。















